2015.12.26 村田川源流探索サイクリング 最終編 長柄方面源流へ

マーカーリスト

ACTIVE LOG 004

プロフィールマップ

GPSログ解析

開始日時2015/12/26 10:09:13終了日時2015/12/26 16:25:25
水平距離74.34km沿面距離74.47km
経過時間6時間16分12秒移動時間4時間15分53秒
全体平均速度11.88km/h移動平均速度17.46km/h
最高速度42.89km/h昇降量合計1390m
総上昇量701m総下降量689m
最高高度120m最低高度-13m

区間解析

地点名通過時刻
移動時間
累積距離
区間距離
平均速度高度
高度差
平均勾配
START10:09:130.00km 6m 
 00:32:0710.70km20.0km/h↓1m↓0.01%
03 平成村田川橋10:46:2110.70km 5m 
 00:27:198.95km19.7km/h↑14m↑0.16%
05 サンクス瀬又店11:15:3419.65km 19m 
 00:10:453.10km17.3km/h↑7m↑0.23%
08 越智三叉路11:44:1022.75km 26m 
 00:31:429.02km17.1km/h↑43m↑0.48%
13 大沢源流の湧水12:23:4931.77km 69m 
 00:10:121.37km8.1km/h↑46m↑3.36%
17 林の中の廃道12:47:3733.14km 115m 
19 エアロビクス沼地12:55:5733.14km 74m 
 00:29:257.40km15.1km/h↓7m↓0.09%
23 エアロビクス源流部13:44:5440.55km 67m 
 00:51:5813.20km15.2km/h↓44m↓0.33%
29 越智三叉路に戻る15:05:5453.74km 23m 
 00:28:129.95km21.2km/h↓14m↓0.14%
30 スリーエフ平山15:35:0463.70km 9m 
 00:34:1310.77km18.9km/h↑5m↑0.05%
31 千葉市内に到着16:25:2574.47km 14m 

写真レポート


01 スタート地点

2015/12/26 10:08:59

01 スタート地点

【幸町ファミリーマート前】

『2015.12.10 村田川源流探索サイクリング 第3編 神崎川源流へ』 で記載の通り、村田川は外房有料道路の板倉インター付近から始まり、市原市八幡付近で東京湾に流れ込む二級河川です。
この川には大きく分けて3本の支川が合流していることは前回記載しましたが、細かく述べると外房有料道路の板倉インター付近では下記の4本の支流が合流しています。
(1)昭和の森を源とする支流。(2015.11.03 村田川源流探索サイクリング 第2編で探索済み)
(2)長柄エアロビクスセンター付近を源とする支流。
(3)茂原市大沢の県道21号脇の谷津を源とする支流。
(4)音無川:上野集会所付近の谷津を源とする農業用水。人工的な川なので今回は対象外。

今回は上記(2)および(3)の長柄方面からの支流を探索することにします。(地図の赤丸エリア)

【メモ】 
最高気温:12.5℃
最低気温: 9℃
天候: 晴れのち曇り
風: 東南東2m/s ⇒ 西南西6m/s

【本日のウェア】 
上:半袖アンダー + 長袖コンプレッション+ 防風ウィンドブレーカー
下:ロングタイツ + 七部丈綿製カーゴパンツ
その他: 指切り手袋、レーシングキャップ
     Specialized Sirrus Cross Bike with 700x 35C Block tire
     



02 R357市役所付近

2015/12/26 10:15:54

02 R357市役所付近

R357本線の千葉市役所付近は12月中旬から地下道として供用されましたが、地上部分は現在も工事継続中です。 従って自転車の走行レーンがまだ整備されていないし、路肩も狭い部分が残っています。
安心して走れるのはいつになるのやら。



03 平成村田川橋

2015/12/26 10:46:21

03 平成村田川橋

今日も平成村田橋をサーベイの起点としました。 CBCCの第二集合場所のセブンイレブンン市原八幡石塚店のすぐ近くです。
今日は村田川の右岸を遡上することにしました。



04 右岸の段差注意

2015/12/26 10:54:53

04 右岸の段差注意

平成村田橋から瀬又までは右岸の河川管理用道路(遊歩道)を走行出来るのですが、県道14号と交差する手前で強制的に並行する茂原街道(旧県道14号線)に降りなければなりません。
その接続路と歩道との段差が大きいので、自転車の場合は必ず下車することを強くお勧めします。
更に歩道部分から車道に降りる際も段差があるので要注意。



2015/12/26 11:15:34

05 サンクス瀬又店

いつもの様に瀬又交差点際のサンクスで休憩を取り、これからの補給食やサンドイッチを調達しました。
本来は、お店に入って暖かい昼食をゆっくりと楽しみ、食後のコーヒーでもと思うのですが、これからの山道の中からの脱出は何時になるのか見当も付かないので仕方が無いです。



06 瀬又先の裏道入口

2015/12/26 11:32:53

06 瀬又先の裏道入口

まずは、村田川の源流部とされる板倉インター付近に向かいます。 外房有料道路経由が一番早いのですが、今回は村田川の源流探索なので、やはり川沿いに進むことにします。
その入口は瀬又交差点から高田公民館方面に進み、写真の「大網管工」の看板手前を左折します。
その先は緩い上りになりますが、このルートには長い上り坂や急坂が無いので、普通のママチャリでも昭和の森まで無理なく到達可能です。



07 森の中の道路

2015/12/26 11:37:09

07 森の中の道路

瀬又から入り込んだ山道は緩斜面を上り切るとすぐに写真の森の中の狭い道に入ります。
路面には枯葉が堆積していますが農作業の車両が通過して踏み固めている轍の部分は状態が悪くありません。
従ってロードバイクの走行には何ら問題はありません。



08 越智三叉路

2015/12/26 11:44:10

08 越智三叉路

越智三叉路は今回の村田川探索や昭和の森へ裏道から行く際に必ず通過するポイントです。
その他、外房有料道路の誉田インター先から土気工業団地や金剛地方面への裏道(別名関所破りルート)を使う場合も同様です。



09 長柄町方面支流

2015/12/26 12:01:53

09 長柄町方面支流

途中省略しますが、板倉インター近くの山崎いちご農園直売所脇から昭和の森方面に向かい、途中からこの写真の谷津を遡上します。 この谷津は外房有料道路終点から県道21号線沿いを走り金剛地付近の茂原市大沢地区に至る筈です。 米の収穫を終えた今の時期はこの谷津道に入り込む農家の人は全くいなくて急に寂しくなります。



10 外房有料と交差

2015/12/26 12:06:06

10 外房有料と交差

順調に大沢方面へ谷津道を進むと、外房有料道路が真正面に現われた。 良く見ると右側にトンネルの出入り口が見える。 どうやら桂インターに近い様だ。 交差して向こう側に渡る道が無いので、一度左折して桂インター方面に走ってから再度インター陸橋の下を右折して反対側の谷津道に出る。 
この谷津道沿いに咲いている水仙の花を見ながら先に進むと程なく外房有料道路の終点交差点に到着。



11 県道21号沿い谷津

2015/12/26 12:16:26

11 県道21号沿い谷津

いつも走る県道21号線から100m程離れた小川沿いは全く違う世界だ。
細いせせらぎが川に流れ込む様には癒されます。



12 変なトンネル

2015/12/26 12:19:45

12 変なトンネル

通常、ロードバイクで走る時は外房有料道路終点の交差点を右折して県道21号線を金剛地方面に進み、途中で左折すると真名カントリークラブの入口に至ります。 このトンネルはその真名カントリークラブへ向かう道の真下にある主として農作業を担う農家の利便を図る目的で作られたと思います。
人はいませんでしたが、中に入ると農機具や休憩用の椅子があったりして、物置兼休憩場所の様に見えます。
まるで公共物を私物化している様ですが、この狭い道を通るのは農家の人しかいないので誰も迷惑とは思わないし、特に夏は涼しそうなので作業者の寄り合い場所になっているのでしょう。 



13 大沢源流の湧水

2015/12/26 12:23:49

13 大沢源流の湧水

まるで物置の様なトンネルから500m程進んだ茂原市大沢の県道21号脇の谷津で突然この支流の源流部が出現しました。
一見、水溜りの様な小さな池でしたが流れ込んでいる水源が無いので良く見たら、何と池の底から水がどんどん涌いているではありませんか。 多分、周辺の丘陵地に滲み込んだ雨水が地下水脈を通ってここから湧き出しているのでしょう。
やはり川の水はこの周辺の房総台地の森からの贈り物なんでしょうね。



14 踏跡の無い林道

2015/12/26 12:29:09

14 踏跡の無い林道

第一の水源地を発見した後は、エアロビクスセンター内の池を水源とする源流部を探索することにします。
本来は外房有料道路終点に戻ってから、県道21号線経由でエアロビクスセンターに向かうのが正しい源流探索ですが、Garmin Mapを見るとわずかなトレイルがエアロビクスセンター方向に伸びている様です。
戻ると勿体無いのでこのまま先に進むことにします。 でも暫らく人が通った跡が無い道の様で何となく不安になって来ます。
こんなところでイノシシに会ったら逃げられないだろうな・・・。



15 真名GC脇に遭遇

2015/12/26 12:33:28

15 真名GC脇に遭遇

少し先へ行くと道幅の狭い急な上りになり、路面はフカフカで自転車に乗ったままでは先に進めません。
自転車を押しながら坂を上って行くと、何か人の話し声が聞こえて来ました。 思わずホットします。 そのまま頂上付近まで辿り付くと左手にゴルフ場が見えて来ました。 ゴルフウェアに身を固めた数人のプレーヤーが楽しそうにゴルフを楽しんでいるのが見えました。
ヘルメットをかぶり汗だくで孤独な自分と比べると随分と優雅に見えます。 自分はこんなことやっててイイの? と自問自答しながらとにかく目的達成の為、先へ進みます。 ゴルフも異様にテンションが上がってイライラしたりドキドキしますが、自転車ほど思いっきり自分を爆破させる迫力は得られないよね・・なんて独り言を呟きながら。
(実はゴルフは自分の性格に合わないことが分かり30代で止めた経緯があります)



16 エアロビ源流に向かう

2015/12/26 12:41:51

16 エアロビ源流に向かう

Garmin Mapの細い線を頼りに更に先を進みます。 部分的に軽トラックが走った様な跡がありますが、いつの物かは分りません。 それよりも地図に書かれた道が今でも残っているのだろうかと不安になって来ます。



17 林の中の廃道

2015/12/26 12:47:37

17 林の中の廃道

確かにGarmin Mapに書かれた道は雑草や落ち葉で覆われていますが、背の高い木が伐採されていて昔の姿を残していることが分かります。 そして自分が進んでいる方向は間違っていないと勇気付けてくれます。



18 もう道がありません

2015/12/26 12:52:31

18 もう道がありません

更に進むと急な下り坂になりました。 トレイルの状況は更に酷くなり、倒木が道を塞いだり、背の高い雑草が倒れ掛かって前進を困難にしています。 でもGPSではエアロビクスセンターは坂を下ったらもうすぐの距離です。
GPSが無かったらとてもこんな事は恐ろしくて出来ないし、怪我でもしたら高度の低い千葉の森でも遭難するかも知れないと実感します。 まあ・・・携帯電話が通じさえすれば最悪の事態は防げると思いますけど、他人を頼りにしてはいけません。



2015/12/26 12:55:57

19 エアロビクス沼地

自転車を担いで更に坂を下ると目の前が急に開けました。 エアロビクスセンターがすぐそこに見えます。
しかし、湿地帯が行く手を遮ってとても自転車を担いで渡れません。 更に地図上のトレイルを辿って先へ進もうと思ったのですが、その線が湿地帯の中に・・・・全く行き止まり状態に陥ってしまいました。 自転車を置いて暫らく抜け道を探したのですが全く見当たらず・・・万策が尽きました。 orz!
そうなると、またあの忌まわしい急坂を登り返すしかありません。 暫らく休憩の後、意を決して今来た道を戻ってから県道21号線経由で反対側のエアロビクスセンター内の源流地点を確認することにしました。
余りにもショックな出来事だったので写真を撮る事さえも忘れてしまいました。



20 県道21号ピーク

2015/12/26 13:16:05

20 県道21号ピーク

このトラックログ上では消去してしまいましたが、行き止まりや廃道で行く手を阻まれながら、何とか県道21号線に出ることが出来ました。 場所は外房有料道路交差点から金剛地へ抜ける県道21号線のピーク地点です。
いやー恐ろしかったー楽しかったーホッとしたー・・・複雑な安堵感を感じます。
まあ深い山奥で本格的にパスハンティングを楽しんでいる人から見れば、叱られそうな本当にチッポケな楽しみ方ですけど、気楽にアプローチ出来る場所なので仕方がないでしょう。



21 南千葉サーキット

2015/12/26 13:18:10

21 南千葉サーキット

お腹も空いたし、精神的にも疲れたので途中の「南千葉サーキット」で休憩をしました。
ここはドリフトマニアの練習場所の様で、交代でスピンターンやリアスライドの練習をしていました。
最近は警察の取締りが厳しいので公道上ではなくて、茂原ツインサーキットや南千葉サーキットで走りを楽しんでいる様です。



22 音無川付近

2015/12/26 13:36:34

22 音無川付近

エアロビクスセンターと県道21号線に挟まれた谷津には村田川の源流の一つである音無川が流れていますが、音無川は農業用水として人工的に作られた河川とのことなので今回の探索からは除外することにしました。
源流部は『ウェイポイント90 上野集会所』のすぐ近くです。



23 エアロビクス源流部

2015/12/26 13:44:54

23 エアロビクス源流部

お馴染みのエアロビクスセンター内の池が村田川の源流の一つであることを確認しました。
ここは源流というよりは、源流部の一番奥に位置していると表現した方が実体に合っていると言えそうです。
とにかく谷津の川は周辺の高台から流れ込む水が集まって、少しずつ川の様相を作り上げているので殆どの源流部は探り当てて見ても面白くありません。 しかし、ここは先程の森と違ってのんびりと平和な風景です。
今日の目的である2つの源流部を確認したので、これで帰途に付くことにしました。




24 沼地の対岸

2015/12/26 13:50:06

24 沼地の対岸

この写真は先程の『19 エアロビクス沼地』の行き止まり地帯をエアロビクスセンター側から撮ったものです。
遠くから見れば平和な感じですが後ろに控える森の中は先に述べた様に一人では恐ろしくなる程、荒れています。。
向こう側にある段々畑は整理されているので、乾燥期であれば人が歩いたり農機具を運ぶことが出来るのかも知れません。



25 金剛地の合流部付近

2015/12/26 14:28:38

25 金剛地の合流部付近

エアロビクスセンターから板倉インターへ向かう途中の谷津で音無川とエアロビクスセンターからの支流が合流します。
先に見えるのは、金剛地坂下の信号です。
二級河川としての正式な村田川起点である板倉インターまでもうひと息です。
ここから川は水量も増し、県道132号線沿いに進んで行きます。



26 板倉付近

2015/12/26 14:35:46

26 板倉付近

村田川支流は板倉インターの手前では整備された農業用水の様相です。
この景色はロードバイクで長柄方面に向かう際に良く見ていますがやはり源流まで辿らないと特別な思いは涌き上がりませんね。



27 板倉インター付近

2015/12/26 14:41:12

27 板倉インター付近

この写真は板倉インターの入口にある橋の上から撮ったものです。
清流とは言えませんが、山深い渓谷の様相を呈しています。 (但しここだけです)



28 板倉の合流部

2015/12/26 14:49:17

28 板倉の合流部

この橋の下の川は昭和の森方面から来た村田川源流であり、少し下流でエアロビクスセンターを源とする支流と合流します。 この合流地点から2級河川としての村田川がスタートし、市原市八幡付近で東京湾に注ぎ込みます。

今日で村田川源流探索シリーズを終了しますが、今回の探索で感じたのは村田川は長柄周辺の房総丘陵から流れ出た水が谷津の中の小川となり、そしてその小川が集まって構成された川であることです。
谷津は千葉県北部に多く見られる地形でかつては海が入り込んだ湾であったそうで、現在は丘陵から流れ出る水を利用した水田が多く見られます。
従って、上流部の長柄周辺の開発が進んで森林が減少すれば、村田川に流れ込む水も同様に減少すると共に市原周辺の稲作に大きな影響を与えてしまう恐れが少なからずあるという事です。
農業と沿岸漁業は森が作るとの先人の教えが胸に深く響いて来ます。

【房総丘陵 Wiki】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%BF%E7%B7%8F%E4%B8%98%E9%99%B5



2015/12/26 15:05:54

29 越智三叉路に戻る

板倉から村田川沿いに往路と同じ道を辿って、先程の越智三叉路に戻って来ました。
ここから、外房有料道路の誉田インターに進んでも良いし、朝と同じ道を戻って村田川沿いに帰っても良いのですが、今日は外房有料道路方面に向かうことにします。
この場合、越智角栄団地の中の長い緩斜面を上らなければなりませんが住宅地内なので歩行者や他の自転車に注意してゆっくりと行けば、それ程苦にならない坂であると思います。



2015/12/26 15:35:04

30 スリーエフ平山

もう寒くなって来たので、休憩は短くしてすぐに帰宅しました。



2015/12/26 16:25:25

31 千葉市内に到着

丁度、薄暮の時間に間に合いました。 この時間になると冷たい空気が汗冷えの体に追い討ちをかけて更に寒くなって来ました。



90 参考:上野集会所

2015/12/26 18:00:07

90 参考:上野集会所

上野集会所の近くに音無川の源流と思われる場所があります。
音無川は板倉インター付近で村田川と合流しています。 私見では音無川は村田川の支流では無く、農業用水路として水利組合が整備したものと考えられます。 従って今回の源流探索からは除外しました。
上野集会所の近くにはこの整備工事の記念碑が建てられています。



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